2015-02

娘ちんの勉強が忙しくなるにつれて図書館にも通わなくなり、それに加えて音楽活動に重心を置き始めてからほとんど本を読まなくなってしまった。

で、久しぶりに図書館に行くことにした。娘ちんの勉強の都合で家族で出かけることも少なくなり、2号ちんがモロにその影響を被っているので、たまには気晴らしなのである。たかが図書館、されど図書館。

で、ここ数ヶ月、会社ではしきりにWACCだのNPVだのワケが分からない会計の略語が飛び交うようになり、出世を断念してセミナーを受けていない僕にとってはチンプンカンプンなので、管理会計の本を借りた。

これまでにもこの手の本を読んだことはあるが、とにかく会計って頭に入りにくい。

こんな本数冊読んだところで理解できるようになるとは思えないが、ま、物は試しってことで。

今日はイレギュラーで塾の授業が50分だけあるとのことで、娘ちんと7時に待ち合わせ。

体調が思わしくなく早退したいくらいだったのだけれど、仕事が立て込んでいて結局仕事帰りに待ち合わせの駅で途中下車した。

ところが7時を過ぎても娘ちんは現れず、そのまま20分ほど経過したところで嫁さんから電話。
娘ちんはすでに電車に乗って、家の最寄駅に到着したらしい。

いつもと同じ場所で待ってたのに、何で見逃すねん！何で先に帰るねん！・・・と、少しだけイラッとしたが、後追いで最寄駅に到着して電話ボックスの横で本を読みながら僕を待っている健気な娘ちんを見ると、愛おしさが爆裂した。

よく頑張ってるよなあ。エラいよなあ。

娘ちんのためなら何十時間待っても文句はない。

シャーペンの芯が入れへんっ！！・・・と嫁さんが四苦八苦している。

挙句の果てにペン先から入れようとするので「おいおい、無理にそんなことしたら芯を出す機構が壊れてしまうで」と注意して差し上げた。

「けど、入れへんねんもん・・・この0.9mmの芯」

はあ(;￣ー￣)…？

てか、0.5mm用のシャーペンに0.9mmは物理的に入らないと思うんですけど。

パッケージに「折れにくい！」と書かれていたので、0.5mm用では使えないなどという概念はまったく頭に思い浮かばなかったらしい。

何たる、アホさ(笑)。あ、いや、折れにくい芯で娘ちんに勉強させてあげようという親心やね(〃´o｀)=3 フゥ。

監査明けの翌週だから気持ちが開放されているのか、ついついパブに行ってしまった。

今夜はTREK。

マスターがネットで知り合った女の子が今夜、初めて店に来ると言う。

先客のおじさん(昔、ミュージシャンを目指していたらしい)と心待ちにしているとほどなく現れた。

月一くらいでライブ活動をしているらしく、雰囲気のあるピアノの弾き語りを聴かせてくれた。インストも。そして、全部オリジナル。

めちゃくちゃ上手いとは思わなかったけれど、オリジナルがポイント。雰囲気がポイント。

やっぱり、自分の世界を持っている人は強いよなあ。

僕も、人前で披露できるくらいのオリジナルを増やそう。うん、そうしよう。簡単じゃないけど。

高音が少しずつ伸びてきてはいるのだが、それが歌に活かせるかどうかはまったく別の問題。
現に、パブで弾き語りをしても「あれえ？こんなハズじゃ・・・」と首をかしげることの方が多い。

で、最近練習しているのはオフコース。1ヶ月ほど前にギター弾き語りの全曲集を買い、ちまちまと練習しており、今日もヒトカラに行って練習した。

何が難しいって、地声で歌う部分とファルセットやミックスボイスで歌う部分をどうやって切り分けて、境目をなくすか、というところなのだ。

今のところ、キモチワルイ声しか出ない(笑)。

4月4日にTREKでオフコースフリークのイベントがあるので、それに出演したいんだけどなあ。それまでに間に合うかなあ。

地道にボイス自主トレは続けているのである。

約1ヶ月前の日記を見ると、D5がようやく出るようになってきたと書いているが、最近E5がかなりの確率で出るようになってきた。

で、調子に乗ってさらに上を試してみると、F5が出た！

約2ヶ月前に偶然出たF5はそれ以来一度も出たことがなかったので、あれは気のせいで永遠に無理なのではと思っていたのだけれど、やっぱりちゃんと進歩しているのだなあ。

こうなると、いつか、一瞬でもマグレでもG5が出るなんて日は訪れるのだろうか。

カラオケの後半は眠りに落ちようとするたびに起こされ、5時頃に朦朧とした状態で解散となり、何とか家に辿り着いたのが6時半頃。

ポケットをもぞもぞとまさぐり、蒼褪めた。

鍵忘れてる(*￣□￣*;。

一応チャイムを鳴らしてみたが、起きてくる気配はない。

仕方なくガレージに行き、車の後ろにしゃがみ込んでいたのだが、眠くて眠くてついには近くに置いてあった米袋を敷いて寝転がった。

が、地面が冷たすぎて熟睡はできない。うつらうつらしながら凍死しないように時々目を開ける。ま、熟睡してもこの気温では凍死は無理だが。

小一時間経ってようやく家族が起き出したので家に入れたが、よくよく考えると徹夜カラオケは正解だったのだ。

だって、終電で家に辿り着けていたとしたら、夜通し外で過ごさなければならなかったのだから。

昨夜は疲れていて早く寝たので、今朝は5時半起き。で、オリジナル曲のアレンジに取り掛かった。

今年はこれまでになく新曲を4曲も披露する予定で、今日は今年二度目のスタジオ練習なのだ。が、どうにもモチベーションが上がらず、1曲しか自分のパートを作っていなかったので、一夜漬けならぬ朝漬けなのだ。

どうにかこうにか2曲を仕上げ、残りはテキトーにやり過ごすことにして、練習に参加。

ま、そこそこの出来であった。

いつも行っていた居酒屋がなくなり、その後にできた焼肉屋で練習後の打ち上げ。
1500円のコース＋1200円の2時間呑み放題という安さで、値段通り肉は美味くはなかったが、まあこの値段ならコストパフォーマンスは高いのだろう。

勢い余って前回に引き続きまたしてもカラオケにまで引っ張られ、朝まで過ごしたのであった。

今週は監査ウィークなので遅くなると嫁さんに言ってはいるが、シフト監査があった昨日を除けば、今日明日はそんなに遅くはならない。

で、今日は木曜日であり、GALWAYのオープンマイクの日。

監査は明日までだけど、大きな山を越えつつあるのは確か。

ええい、一人打ち上げじゃ！・・・と、まだ監査途中なのに心の中で言い訳を積み重ねてオープンマイクに行った(笑)。

すると、1巡目で弾き語っている時にたーけんが入店。ひょっとしたら今週の木曜日に行くかもと、メールはしておいたのだけれど、まさか来るとは思ってなかったのでビックリした。

ボイス自主トレの成果が表れ始めているようで、声の調子も良く、楽しいひと時を過ごしたのであった。

今夜は本当に見に来ただけやから、と、たーけんが演奏を固辞したので、一緒に歌えなかったのは残念だったけど。

本日から三日間、品質の外部監査である。

いきなり初日にシフト監査があり、例年と同様、いつもの焼肉屋で晩飯である。

当然、ノンアルコールで、昨年から週に二日休肝日を設けている身としては何てことないが、深夜まで監査対応しているご褒美としてせめて美味しい晩飯が食いたい。

ところが。

肉が固い(￣▽￣;)！

毎年のように利用している焼肉屋だし、めちゃくちゃ美味くはないがそこそこ美味かった記憶があるのに、コスト削減か！？

もちろん不味くはなかったが、肉が美味いというよりはタレが美味いという感じでガッカリ。

来年は美味しくなるかなあ。ノンアルコールなので居酒屋に行っても面白くないしねぇ。

娘ちんの塾のお迎えの日なのでヒトカラに行こうかとも思っていたのだが、タイムリミットの6時半に事務所に人がまだいっぱい。

さらに明日から3日間、品質の外部審査がある。

十分準備はできてるから余裕のよっちゃんで帰るんじゃ～と、品質の責任者が監査の前日に真っ先に帰るほどの勇気も持ち合わせていないので、そのまま7時半頃まで溜まっている仕事をこなした。

で、娘ちんと合流する駅に着いたのが8時35分。待ち合わせは8時45分である。

ところが、50分になっても55分になっても娘ちんは現れない。残って先生に質問してるのかなあ・・・と思いつつ、9時になって嫁さんに電話したら出ない。

9時10分になって2回目の電話をしたらようやく繋がり、先ほど娘ちんから家に電話があったらしくもうすぐ着くとのこと。

何となくスマホのメールを見てみると、夕方に嫁さんから「今日は質問してから帰るって言ってるので、9時に行ってね」とのこと。

もっと早く見てれば良かった(￣▽￣;)。

新車を買って早くも3年が経過。なので、めっちゃ久しぶりの車検なのだ。
で、車を買ったディーラーへ行った。

僕のイメージでは、車検の費用＋保険で10～15万円くらい、最近では1日車検なんてのがあるので朝に預けて夕方に取りに行くというものだったのだが、何とまあ、8万円かからず、さらに1時間で終了。

この費用の中には撥水コートとかエアコンのフィルタ交換も含まれている。何かめっちゃトクした気分♪

昔は安いところを探してガソリンスタンドで車検をしてもらったこともあったけど、あの時はどれくらいかかったんやろ。

本当は今日は遠慮しとこうかと思っていたのだけれど、嫁さんが「行ってもいいよ」と言ってくれたので戦うオヤジの応援団の集会に行ったのだ。

実は昨日、E5が何となく出るようになり、これがいつでもすんなり綺麗に出るようになれば「今年の目標」を一つクリアやなあ、というところまできたのだが、やっぱりそれを実戦で試したい。

と、言っても、そんなキーの高い歌を歌うワケではなく、キーが高めの歌を前よりも上手くスムーズに歌うのが実戦での目標。

アルコールを摂取すると声が出にくくなるので、出番までの約2時間をお茶だけで過ごした(笑)。

が、やっぱり本番となるとダメ。まるでちゃんと声が出ない。
地声から裏声の転換が上手くできないし、ミックスボイスを出したいのに裏声になるし、歌い方のテクニックは本当に難しい。

まだまだ先は長いなぁ。

出番が終わるや否やビールを注文し、娘ちんのお迎えに行く時間になるまで呑み倒したのであった。

今夜は呑もうか、休肝日にしようか、と迷いつつ帰宅すると、晩飯はカレーだった。

またカレーかいな！こないだもカレーやったやんけ！・・・とは言えず、嫁さんは最近疲れているようなので、ま、作るのが楽なカレーが続いても仕方ないか、とも思う。

カレーは嫌いではないしどちらかと言うと好きだが、めちゃくちゃ好きというワケでもない。そして僕の場合、カレーって一皿で十分おなか一杯になる。つまり、胃に呑むスペースがなくなる。

けど、明日は休みだしなあ・・・と思いつつ食べてみると、バナナの味がする！

嫁さんに訊くと、バナナを入れてみた、とのこと。確かに巷にバナナカレーなるものがあるらしいが、これは、ちょっと・・・と思っていると「失敗やったなあ」と嫁さん。

ので、一瞬にして呑む気が失せ、休肝日にすることにしたのであった。そして、晩酌もできないので早々と布団に潜ったのもすべてバナナカレーのせいなのであった。

てか、よく聞くと「バナナ味のチョコ」を入れたらしい(^-^;)。作られた味はアカンな～とのこと(^-^;)。

一昨日にイギリスからクレームの問い合わせがあり、調べてみると誤出荷をしてしまったことが判明した。

繁忙期であったとか、複数の品種が入り乱れていたとか、言い訳はあるが現場の管理ミスである。

我が社では元々、品質保証は我がグループ、品質管理は製造部門がすることになっている。
品証側の言い訳としては、現場の細かい管理状態まで把握していません、となる。

が、製造が悪いねんから知るかい、とは言えない。当然、管理者側の責任となる。

だから、これから必死に再発防止対策を講じていかねばならない。

ところがイギリスではまたしても「うめは何やっとんねん！責任感がない！」と、非難轟々の模様。誰か一人を槍玉にあげないと気が治まらないのは相変わらずである。そしてそれは必ず僕である。

製造側のグループ長である中田君は「今回は製造のミスなので品証は関係ありません」と庇ってくれたらしいが、上はそんなことを聞く耳を持たないし、僕自身、品証は関係ないとも思っていない。

品証の長として何か問題が起きれば全責任を負わないといけない覚悟はあるし、責められても仕方ないけれど、関係者全員で原因究明し、対策していこうと取り組み始めた矢先に吊るし上げのような状態になると正直凹みますなぁ。

ま、どこの会社でもよくあることなんだろうし、上を見返すくらいのつもりで品質向上に取り組んでいくしか道はないのだ。

会社を休んで娘ちんのピアノ発表会に行った。

ここ数ヶ月は急激に勉強が忙しくなり、ピアノの練習時間は以前の半分以下じゃなかろうか、という状況。

前は毎日1時間弾いてたのに、最近は2日に1回、1時間も弾いてないもんね。

が、ステージに立つとそんな言い訳はできない。

そして、期待通りの演奏を聴かせてくれた。
この、ドビュッシーの『アラベスク第1番』は、左手が3連符、右手が8分音符で始まる難しい曲(左手で1拍の間に「タタタ」と弾き、同時に右手で「タタタタ」と弾くワケ)。

もちろんもう僕に弾けるレベルではなくて、それどころか去年と比べてどっちがどう難しいのかも分からない(^-^;)。

とにかく、よく頑張りました。

娘ちんの塾のお迎えなので、またしてもヒトカラだ～。今日は早めに行って1時間半にしようかなあ・・・などと考えていたら、急遽、夕方5時半から電話会議をすることになった。

先週のTV会議で「どうすんねん。このまま生産続けてもこの工程で規格を満足できない測定結果が出るのは見え見えやで。いちいちラインを止めるんかいな」と訴えたのだが、ラインを止めて報告してくれ、とのイギリス側の返事。

そもそも、規格値にどれだけの妥当性があるのかも疑わしく、現時点の結果が実力値だとも思うのだが、いまさら規格は変えれない、とのこと。
製品規格なら分かるが、工程規格なのに、変えてもエエんちゃうんかいな。

ってことで、昨日に早速ラインを止める事態になり、イギリス側が慌てて電話会議を要請してきたのであった。

どうも、こちらのニュアンスが上手く伝わってないみたい。英語が少しばかりできると言っても、所詮外国人なんだなあ・・・僕たち日本人が、彼らから見たら、ね。

会社に着いて作業着に着替え、ズボンのポケットの万歩計を取り出そうとすると・・・ないっ！！

僕にとってはもはや財布の次に大事なモノなので、落としたんじゃないかと焦りまくる。もし落としたのなら、東京から北海道までの約3000km、日数にして1年5ヶ月がパァになるのだ。

嫁さんに連絡を取ると、家に忘れてるとのこと。ホッとした。

が、すでに僕の行動は常に万歩計に支配されていることを思い知った。

休憩室で一服していると、手はポケットへ。今日はこれまでにどれくらい歩いたかな～、と無意識にチェックしようとしているのだ。

事務所からトイレに行っても、トイレの中に誰もいないと無駄に足踏みをする。歩数を稼ごうとしているのだ。

そっか、今日は歩いてもしゃーないんや。カウントしてくれへんのや。

と、万歩計を忘れたことを思い出すたびにガッカリし、帰りは駅から家まで歩かずにバスに乗ったのであった。

嫁さんは漢字検定2級のリベンジ。
今年の4月に6年生になる娘ちんは初めての漢字検定。6年生で習う分すべて、つまり小学生で習うすべての漢字が試験範囲となる5級だが、一年早めに挑戦させることにした。

で、2号ちんを実家に預けて、僕は娘ちんの塾の保護者会へ。

子供に中学受験させようと考えている親としてはあまりに不勉強なので、こういう説明会でちゃんと状況把握をしておかねば。

説明を聞いた限りでは本当にいい塾で、娘ちんの志望校に受かるかどうかは別にして、レベルアップできるのは間違いない。

しかしまあ、とにかく勉強時間がハンパないことに改めて驚いた。

特に夏休みは合計400時間、つまり、毎日10時間、つまり、塾で6時間＋家で4時間の勉強が必要と聴いてひっくり返りそうになった。僕が勉強するワケじゃないけど。

これだけの勉強量、高校受験や大学受験と変わらんねぇ。

午前中は娘たちのピアノ教室に行き、昼からは昼寝したりとゴロゴロしていたのだけれど、夕方、買い物を頼まれたついでに娘ちんを駅まで送った。

リュックが重い～と不平ばっかり言うので、しっかり食べて大きくなったらエエねん！と答えつつ、ちょっと持ってみると、ホンマに重い(ノ゜⊿゜)ノ！！

確かに小柄な娘ちんにとっては十分な重量である。

「一体、何冊入ってるん？」
「テキストと解説集とノートを合わせて16冊。それと、お弁当」

ひえ～。

毎回これくらい持って行かないといけないらしい。
もうそれだけで可愛そうになってくるけど、今の頑張りはきっと将来の糧になるからね、と励ましたのだった。

ノー残業デイだったので、今度こそ、とカラオケ屋へ。

昨夜の終盤は正しい発声法なんか忘れ去って怒鳴るように歌っていたので、喉が疲れており、さらには相変わらずミックスボイスの発声方法が分からなくなっており、調子は悪いまま。

モチベーションが下がったまま店を出て、ボイスレコーダーで録音した歌を反省がてら聴きながら駅に着いてポケットからレコーダーを取り出すと、蓋がないっ(￣▽￣;)！！

裏の電池の蓋がなくなっていた。

このまま使えないことはないが、買ったばかりなのにこんな状態では悔しすぎる。

そう言えば、さっき歩いている時に地面で音が鳴った気がして足元を見たところ、黒くて四角いものが落ちていて、爪先で蹴ってみるとカシャカシャという音がして、ああ、マッチかなーと思ってそのまま通り過ぎたのだが、あれが蓋だったに違いないっ！！

大急ぎで戻ると、まだ落ちていた。人通りの少ない道だったので、誰かに踏まれて割れてしまったという不幸もなかった。

良かった良かった。

我がバンドのドラマー杯を乾かす君が「今日GALWAYに行こうと思ってるねんけど一緒に行けへん？」とLINEでメッセージを送ってきたので、昼休みに嫁さんに電話をかけ、今夜の娘ちんのお迎えをお願いして、急遽行くことが決まった。

自主的にボイトレを始めて1ヶ月半。

どれだけ上達してるか楽しみにしていたのに、まったくダメだった。

本番で練習の成果が出せないことは分かっているが、それにしてもあんまりの出来。
A4あたりからミックスボイスで発声しようと思っていたのに、その方法が分からなくなり、地声っぽくなり、最悪なことにフラットしてしまった。

2巡目にはキーが高くない曲を選び、杯を乾かす君と一緒に歌ったり、と、めっちゃ楽しんだのは確かだけれど、心の奥底で悔しい思いを噛み殺していた今夜のパブだったのだ。

ただ、後から常連のおじさんに「こうめ君、歌が上手くなった！」と言われ、第三者から見て分かるくらいに多少は上達してんのかなあ、と少しホッとした。

娘ちんとは駅で待ち合わせており、塾が終わった時間に駅の構内で落ち合う。

それまでずーっと仕事をしていてもいいのだけど、普段はそこまでのモチベーションは持ち合わせていないので、カラオケに行って歌のトレーニングをすることに決めている。

仕事とプライベート、要はバランスが大事。

で、意気揚々と行ってはみたものの、カウンターに店員がいない。
しかしまあ、これはちょくちょくあることで、呼び鈴を鳴らす。
が、今夜に限っては1分待っても2分待っても来ない。

トイレにでも行ってるのかな？あるいは他のお客さんの対応で忙しいのかな？

カウンターの後ろにある厨房を覗きこんでも人の気配はない。

5分経っても出てこないので、トイレに行ってみた。いない。
トイレの横にある事務所のドアをノックしてみた。返事がない。
思い切って開けてみた。誰もいない。

カウンターに戻ってさらに呼び鈴を鳴らすも、一向に出てくる気配がない。

結局、15分経過したところで諦めた。そこから最低時間の一時間居座れば、娘ちんとの待ち合わせに間に合わない。

どないやねん、このカラオケ屋。

いやー、小学生の塾の授業料って高いのねぇ。

僕が浪人時代は、Ｋ塾やＳ塾やＹ塾といった大手予備校には行かず、レベルが数段落ちるＯ塾(今はもうない)に通っていたのだけれど、レベルが落ちる分、入塾テストの結果が良くて『特待生』として授業料半額で通っていた。

レベルが落ちるのに全額無料の特待生にならなかったところが、第一志望不合格を暗示していた気もするが。

それはさておき、その時の『半額の授業料』をはるかに上回るのだ。娘ちんの塾の授業料が。どっちかっちゅーと、大学予備校の1年分全額の方に近い。

たかが中学受験、されど中学受験。

おとーさん、頑張らねば。