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2002-09

スマスマ禁止令

スマスマに気に入ったねーちゃんがいるのでスマスマに行きたくて仕方がない芝。一人で行けば良いのに、誰かを誘わずにはいられない芝。
そんな芝が言った。
「スマスマ、禁止令ですわー」
「え? ついに見つかったん?」

芝のメインのねーちゃんは以前にCL(店の略称)に勤めていて、今はもちろんスマスマとは関係ない。だもんで、スマスマ通いがついにメインのねーちゃんに見つかったのかと思ったのだ。

が、真相はこうだった。
スマスマという店は、実は日本のヤクザが絡んでいて、とっても危ないらしいのだ。で、マニラの日本人会か何だかが出入り禁止令を出したのだ。
こ、怖い国じゃのう。

昨日は昨日で、同じコンドミニアムに滞在している日本人駐在員が、昼の1時に、歩道橋で3人のフィリピン人に絡まれたらしい。僕は同じ歩道橋を夕方5時に通ったんやでえ。っちゅーか、休みの日はいつも通ってるねんでぇ。
こ、こ、怖い国じゃのう。

夕刻の買い物

ヒマを持て余して、夕方、買い物に行ったのだ・・・特に買いたいものもないのに。

ああ、そうや。帰国する頃は半袖じゃ寒いやろーし、長袖のシャツを買っとこかなあ。げ。800ペソ(2000円)もするのかー。また今度にしよ。食料品でも見てみるかー。おおっ。カップヌードルシーフード味があるやんけ。これ好きなんよなあ。どひゃ。91ペソ(227円)もするんかー。やめとこ。ああ、でも、どうせ湯を沸かす鍋とかないしなあ。電気コンロはあるんやけど、ラーメンは無理やなあ。そう言えば後輩且つ芝とマブの元宮が「こっちのねーちゃんはクノールの粉末スープ、めっちゃ好きみたいでっせ。高級品と思ってるんかなー」なんて言うてたなあ。んー。見当たれへんなあ。ああ、けど、鍋ないからあったとしてもやっぱダメなんかー・・・・・・。

そして――。
デパートを後にする僕の手には、鍋、マグカップ、どんぶり、サッポロラーメン5袋入り150ペソ(375円)、フォークにスプーンの入った買い物袋が握られていたのだった。
アンタはここで生活する気ですかあ!?
心のどこかで、すっかりすっかりその気になってるんかなあ(^-^;)。

河童現る

出勤日だったのだが、生産の進捗の都合でヒマになったので、みんなで半ドンかまして帰ったのだ。
で、僕は、散髪に行くことにした。どこのカラオケに行ってもねーちゃんたちに「髪が長すぎるよー」と言われていたので、ここらでいっちょイメチェンなのだ。

以前、エルちゃんに連れていってもらった店員がおかまちゃんの店は、出来はまあまあだったのだが、料金が500ペソ近くかかり、ここらにしてはかなり高かったので、エルちゃんに「安い散髪屋に連れてって」とお願いした。

そして、タクシーに乗って連れて行かれたところは・・・町のとんでもなく地元用の散髪屋であった。前もって「シャンプーは部屋に戻ってからするし、いらんで」と言っていたのだが、もともと髪を洗う施設もないような店である(怖)。
髪型の説明ができないので、それもエルちゃんに頼んでいたのだが、エルちゃんは最初に何事か店員に告げた後、自分はブローをしてもらって僕のことはほったらかしである。

で――。
河童みたいになりましたあ(ToT)。
料金は40ペソ。いや、そりゃあ、確かに安いけどさあ・・・。
でも、エルちゃんは「男前になった」と喜んでいる。こちらの人の感覚は分からん。まんまとその犠牲になった僕って一体・・・・・・・・・・・・。

パスポートの行方

「うめさん、パスポートっていつ返ってくるんでしたっけ?」と、芝が訊く。
「あ、そうや!今日やったんや!」
「いや、それが、実はですね・・・もう返ってきてるんですよ」
「え?」
「月曜日に返ってきたのを僕が受け取ったんですけど、冗談半分にシュレッダーの上にかざしてたら、ズズズッて入ってしまったんですわ。慌てて戻したんですけど、端っこ5ミリくらいがビラビラになってしまったんです」
「お前、何ちゅーことすんねんっ( ̄◇ ̄;)!」
「すんません。で、そういうことになったパスポートが使えるかどうか、問い合わせてもらってるんです。その返事が今日のハズなんですけど・・・」

僕は青ざめた。芝はさらに、使いものにならなかった場合は申請のし直しでさらに2-3ヶ月はかかるだろう、と言う。ホンマにこいつだけは・・・(泣)。

そして夕方、僕の手元に、ワーキングビザのはんこが押された、何ともなっていないパスポートが戻ってきた。すべては芝の作り話だったのだ。
芝、お前いつか殺す。

土産話

嫁さんに電話した。
「こっちにも“ルイ・ヴィトン”の店あったわ」
「ええっ! ホンマ!?」ヴィトンには目がない嫁さんが叫ぶ。
「うん。でも、行ったことがあるヤツの話によると、値段は日本と変わらへんねんて」
「なーんや。でも、何か買ってきてくれるん?」
「いやー、値段が変われへんねやったら、わざわざ怪しいフィリピンで買うことないで。ひょっとしたらニセモノって可能性もないワケじゃないし。どうせやったらフィリピンにしかないってのがいいやろ」
「例えば?」
「バナナチップとか」
「値段が全然ちゃうやんかっ!それに、前もバナナチップやったし!」
「ね、値段云々の話やないがな。ほ、ほんなら塩はどう? こっちの塩ってめちゃくちゃ旨いねん」
「何で安いもんばっかりやねん(▼、▼)!」
「いや、だから、値段の話やないがな・・・」

ヤツの言葉にのるな

すっかり悪友と化してしまった芝。ヤツが言う。
「うめさん、今日エルちゃんに“エーワン コ サヨ ルーガ”って言ってあげて下さいよ。それと、“プータン イナ モ”って」
「何それ?」
「ヒミツですわ。きっと喜ぶと思いますよ」
彼はニコニコして言う。

セリフをメモに書き留めた僕は、夜、カラオケでエルちゃんに言ってみた。
「エルちゃん、“エーワン コ サヨ ルーガ”」
「何っ!?」
何か、様子がおかしい。
「いやいや、“プータン イナ モ”」
「何ですってっ(▼▼#)!?」
「え? え? 意味知らんねん。芝がさあ・・・」

怒るエルちゃんに必死に事情を説明して意味をきいてみると、“エーワン コ サヨ ルーガ”は“耳にタコができたわい(お前の話には飽きたっていう意味?)”で、“プータン イナ モ”は“サノバビッチ”、つまり、“アホんだらボケカス”というような意味らしい。

芝、お前いつかシバく。

脅迫

ちょっと風邪気味なので、晩飯を食ったら部屋に戻って早めに寝たかったのだ。
しかーし、それを許してくれないのが極悪芝。ヤツのねーちゃんが田舎に帰っているとかで、その隙に他のカラオケに行きたくてしょーがない様子なのだ。

「うめさん、今日はスマスマに行きましょうか」
「いや、今日はやめとく」
「いいんですか?ミミちゃんに電話しますよ」
「何やねん、それ」
「“うめさんが他の店ばっかり行って浮気してまっせー”ってミミちゃんに言うて、それをエルちゃんに伝えてもらうんですわ」
お前は鬼か(~_~;)!

もちろん、芝の言うことは嘘ばっかしなのだが、もしそんな嘘がエルちゃんに伝わると、エルちゃんがあっさりとそれを信用して怒ってしまう、というのが困るのだ。
僕って信用されてないから(^-^;)。

結局、極悪芝の脅迫に負けてスマスマに行ったのであった。

すってんころりんちょ

昨夜というか、正確には日付は変わっていたのだが、呑んで帰ってシャワーを浴びようとしたらつるっと足を滑らせて左膝の内側をバスタブで痛打したのだ。
酔っていたからか、いたたたた、で済んだのだが、今朝起きると、めっちゃくっちゃ痛くなっていた。
足が曲がらないし、普通に歩くこともままならない。
外観は少し青くなっているだけで腫れも大したことはなかったのだが、とにかく痛い。

で、湿布でも貼ってもらおうと思って会社のクリニックに行くと、痛み止めの薬をくれた。湿布はせんでえーとのこと。
ウワサには聞いていたんだけど、こっちの薬は強い。
2回ほど服んだら、痛みはかなりおさまった・・・けど、これでいいのか!?

薬が強くて痛くなくなるのはありがたいけど、これって、怪我が治ったんじゃなくて、単に痛みを感じなくしてるだけで、治療になっていないような気がせんでもないんですけど。

STAR CITY

昨日、STAR CITYとやらがグランドオープンしたとかで、エルちゃんが行こうと言うので一緒に行った。
彼女の説明では「ジェットコースターとかね・・・」という話だったので、きっとディズニーランドのような遊園地だろうと予想して行ってみると、さすがフィリピン、ただのあやめ池遊園地のような規模だった(って、誰がこんなローカルな遊園地知ってるねん)。

なのに、エルちゃんと来たら、まるでジャングルジムのようなショボいコースターでさえ「怖いからヤだ」と言って乗ろうとしないのだ。ちっちゃなバイキングも「気分が悪くなるからヤだ」と言う。
じゃあ、どうしてここに来たかったの?

で、まずはゴンドラが8つか10くらいしかないこれまたちっちゃな観覧車に乗ったのだが・・・4周しました(爆)。
次に、1時間以上並んで、待ち時間はディズニーランド並みの「ライオンキング」とやらに挑戦してみることに。
見た感じはなかなか頑張っていた。ディズニーランドの「イッツアスモールワールド」のような雰囲気で、ちょっと期待してしまったのだが、ボートが薄暗い建物に入ると、動き回っているキャラクターは・・・人間が入っているぬいぐるみばっかしでした(爆)。

まあ、こんなもんなんでしょうかねぇ(ほのぼの)。ちなみに、入園料込み乗り放題チケットでも500円です。入園料だけだと80円(^-^;)。

苦いのはダメ

特に予定がなくてヒマになるのはいつものことだし、分かっていたのだけど、買い物に行ったり、日記更新したり、メルマガの原稿書いたり、と、一応ちょっとはすることがあったのだ。
ちなみにフィリピンでは市内電話は無料だし、会社のプロバイダを使っても良いので、回線が遅いのをガマンすれば休みの日はまったくタダでネットができる。ちゃんとつながれば。

が。
一日中全然つながる気配がなく、いよいよヒマになったので、まだ寝ていると思われるエルちゃんを電話で呼び出してお茶することにした。
近くにスターバックスがあったので、そこに行ったのだ。

結局エルちゃんが現れたのは午後3時だったのだが、昼夜逆の生活をしている彼女たちにとっては朝御飯の時間である。
僕はコーヒーだけで良かったのだが、エルちゃんは腹が減ったと、パンとかケーキを注文。
それはいい・・・が。
スターバックスでミネラルウォーターを注文しなさんな(^-^;)。

訊くと、コーヒーは苦手らしい。そう言えばこっちの子って、味噌汁のネギをよけたり、野菜炒めのタマネギやピーマンやニラをよけたり、とにかく苦いものがダメみたい。まるで子供だなあ。

クソ社長

先日、中田さんに訊かれたのだ。
「相変わらず毎晩通ってるんですか?」
「いやいや、ウィークデイは1日か2日ですよ」
おのれは5夜連続の記録を持つクセに、と思いながら答えた。

昨夜、中田さんは一人でCL(略称)に行ったらしい。で、そこで協力会社の田山社長に会ったらしい。しかも、僕の話が出たと言うのだ。
「田山社長は、うめさんは毎晩のように来てるって言ってましたよ」
「いや、ホントにそんなことはないですよ。ウィークデイは1-2日ですよ」
「私もそう聞いてたんでそう言ったんですけどね、“逆ちゃう?休みの日が1日とちゃう?”って言ってましたよ。まあ、仕事の後のことは詮索するつもりはないですけどね」
「さすがに毎晩だと金がもたないし、ホントに行ってないんですけどねえ・・・」

ってゆーか、田山社長。僕が毎晩行ってるって言えるってことはアンタが毎晩行ってるんちゃうん?
クソ腹立つ。

どどどどーなってんの?

わっはっはっは。
まだパスポートが返ってこないので、担当者に訊いてみると、「あれ?返してなかったっけ?」という返事。
そして、「多分来週かなあ」という頼りない返事。
どどどどーなってんの?

すでに帰国予定日を超過している僕。
今週来比している中田さんたちとミーティングしていると、どんどん来週の仕事の予定が決まっていく。
しかも、再来週には今週末帰国する鍋田さんが再び来比して、新しい検査装置を立ち上げるので、僕も当然一緒に働くことになる。
だぁれも僕の帰国のことなんて気にしていない。
どどどどーなってんの(~_~;)?

おまけに。
こちらフィリピンでの、僕の仕事場である新工場に、僕の机と椅子が入るらしい。つまり、僕の席ができるらしい。
どどどどーなってんの?(?_?)?←いい加減に気づけよ、ハメられてることに・・・。

お疲れ新人ドライバー

上司の中田さんと鍋田さんが来比しているので、「どっかで晩飯食べましょか」ということになった。会社からの帰りの車の中でのことである。

「一心にします?」と、一緒に行くことになった本宮君。どうやら晩飯の後、カラオケに行きたいらしい。
本宮君が通っているのはUS(略称)。僕や中田さんはCL(略称)。日本食堂という感じの一心という店はその間にあり、どちらのカラオケにも歩いてすぐ行けるのだ。

「車使っていいですかねえ?」と、コンドミニアムで飯を食べる他のメンバーに訊く。
「どうぞどうぞ、使えるものなら」
そう、今夜のドライバーは新人なのだ。

二人がコンドミニアムで降り、残った4名で一心へ向かうことにした。ちなみに、歩いても10分くらいで行けるねんけど。
「パサイ通りに行って」と本宮君がドライバーに言うと、「知らない」との回答。
すぐそこの通りの名前も知らんのかっ!

仕方がない、ここは一つ、現地滞在期間の長い僕が道案内しよう。
が、問題は車はコンドミニアムの裏側に位置していたことであった。いつも表側から行くし、裏側は一方通行だし、まっすぐに行った道も右折のみだし・・・ということは分かっていたハズなのに。

何だか見たことのある場所へ出たので「次を左」と指示。中田さんも、「そうそう」と相づちを打ってくれたので心強かったのだが、すぐに間違いであることが判明した。だって、景色が似てたんだもん。ねえ、中田さん。
ドライバーに「Uターンしてコンドミニアムに戻ってくれ」と頼むと、彼は右折した。あ、そう。こっちからも帰れるのね。

やはり彼は全然分かってませんでした(泣)。
僕たちはもうすっかり分からなくなってしまったので何も指示できなかったのだが、彼も分かっているのか分かっていないのか、どんどんと車を走らせる・・・って、分かってるワケはありませんでした。
彼も何が何だかの世界で、迷走を続けていたのだ。

結局。
ほうほうの体で一心にたどり着いたのは、40分後であった。普通なら5分ほどで行けるのに。

猿がダメ?

夜、カラオケにて――。

僕の横でキャッキャとはしゃぎ、大声で歌い出すエルちゃん。
「うるさいなあ、おまはんは」
意味が分かったのか、さらに大声を張り上げて歌うエルちゃん。
「うるさいっちゅーとんねん。お前は猿か^-^;」
「“猿”ってどういう意味?」
「“MONKEY”っていう意味やで」
「何で私がMONKEYなのっ(▼▼#)!」

本気で怒らはった。そしてしばらく長い間スネてはった。
フィリピーナは分からん・・・。

工場は24時間体制

夜遊びもせず、コンドミニアムで晩飯を食って部屋でシャワーを浴びていると、携帯が鳴った。時刻はすでに夜の9時30分を回っている。日本時間で言うたら10時30分ですよ、奥さん(←日本時間は関係ない)。

おんやあ?こんな時間にだぁれ?店の女の子はお仕事の時間なので、まあ、この時間にかかってくることはない。

シャワーを終えて着信履歴を見てみると、知らない番号であった。
ちょっと心配になってかけてみると――ちょっとは予想していたんだけど――会社からだった。正確に言えば現場のラインリーダーのチェルシーからである。

ちょっと問題が発生したので、僕に指示を仰ぎたかったらしいのだが、カラオケに行ってなくて良かった(ToT)。
もしカラオケに行ってたとして、もし何も考えずに電話を取ったとして、もしバックで「♪さらばぁす?ば?るよ?」なんて声が鳴り響いてたとしたら、ちょっと、いや、かなり恥ずかしかったなあ。

工場は24時間体制。油断禁物。
そうそう、チェルシーは最後に「また何かあったらmidnightに電話してもいい?」なんて言うので、ヤだとは言えず「OK lang.」と言ってしまった。頼むからmidnightはやめてね(←本音)。

気まぐれ?嫌がらせ?

ピンポーン、ピンポーン。
ピンポーン、ピンポーン。

むにゃむにゃむにゃ・・・訪問客??

ちょっぴり二日酔いのぼーっとした頭で目覚まし時計を見ると、まだ8時半。
おーい、昨日は深夜遅くに帰ってきて、しかも酒呑んでふらふらやったんじゃあ。休みの朝に誰じゃい(▼、▼)!!

・・・メイドだった。
「洗濯物はないですか?」
って、アンタ、土日にわざわざ部屋に洗濯物取りにきたことなんてこれまでなかったやおまへんか。ただの気まぐれか嫌がらせか分からんけど、頼むで、ホンマ。

その後うんうん唸りながら再び眠りにつくと、夢の中で僕は明石屋さんまの肩をもんでいた(何じゃそりゃ)。

同伴拒否

こちらに滞在している日本人は、休日の土日によく「同伴」をする。同伴って言うとちょっとヤラしく聞こえるかも知れないが(僕だけ?)、要するにカラオケのねーちゃんと一緒に飯を食ってそのまま一緒に店に入る、という意味である。

普通だったら5時に出勤しなければならないねーちゃんは、同伴の場合は8時までに出勤すれば良いし、飯はおごってもらえるし、おまけに指名料の半分がねーちゃんの懐に入るという、ねーちゃん大喜びのシステムなのである。

ところが。
僕たちにとっては面白くないことがある。
飯をおごるくらいはどってことない。彼女たちとお話しながら飯を食うのだから。
でも、同伴して店に入ると、ねーちゃんはそのままメーキングルームに直行し、衣裳に着替えメーキャップをするのだ。その間約30分。僕たちはヘルパーのねーちゃんを相手にしなければならない。
30分の金がもったいないやんけっ!

と考えたケチな僕は、エルちゃんに「今日は仕事やねん」とウソをついて一日部屋でまったりと過ごした。
が。
やっぱりヒマですっ(>_<)!
おまけにもうすぐ夕方の7時になろうとするのに、ほとんど何も食っていないので腹減った腹減った。
同伴拒否も、不毛な一日を過ごすだけやなあ・・・さて、コンドミニアムの食堂で飯食って出陣するか、キャバレンジャー。

そう言えば・・・

もともと9月17日か18日に帰国する予定だったのだが、仕事の関係上、どうも延長せなあかんやろなー、という雰囲気ではあったので、それはまあ、覚悟していた。
だもんで、すっかり忘れていたのだ。

午前中、桂総括が僕に訊いた。
「うめ、ビザはどーなってるんや?」
あ。
うわあああ、忘れていたのだ。

来比したのが8月19日。で、20日にワーキングビザの申請をした。これがなければ3週間以内に帰国しなければならない。もうとっくに3週間を超えているので、帰るときには当然このビザが必要となるのだが、こいつは大体3週間くらいで発行されるハズ。
けど、預けているパスポート共々、まだ僕の手には届いていないのだ。
どっちにしても帰国できまへんがな。

「まだやったら担当者に訊いといてな」
担当者に訊いてみようと思ったら、彼は本日休みであった・・・。

ハローマイハニー

今夜はどこにも行かず、しかも帰りが結構早かったので、嫁さんに電話した。
「ハローマイハニー♪」
「何をワケの分からんこと言うてるねんっ!」
ヤバいヤバい、ついついカラオケのねーちゃんと話す時の口癖が出てしもた(^-^;)。

・・・とまあ、こんな感じで始まったのだが、嫁さんと話しているとどうにも里心がついて帰りたくなるなあ。けど、帰国が延長しそうな雰囲気であることを伝えると、
「まだ帰られへんの?」
なんていじらしいことを言う・・・わりには態度としては平然としとるねんけど。

普段は愛情表現がまったくなく、愛してるのセリフもチューもないクールな嫁さんなのだが、やっぱり寂しいんかなあ、実際はどうなんかなあ、と思って訊いてみた。
「なあ、これだけ俺が長くおらへんかったら、寂しい?」
「何をワケの分からんこと言うてるねんっ!」
「ワケ分からんことないがな。なあ、寂しいんか?」
「・・・・・・うん・・・・・・」

おおっ!
奇跡的に素直に返事した嫁さんに感動しつつ、今日は久々にノロけ日記になるなあ、と思った夜だった。

アメリカンバーガー

今夜はみんなでアメリカンフードの店に夕食を食べに行った。
僕は前に来たことがあるのだが、“アメリカン”なだけにボリュームがすごい。その時はステーキを食べたのだが、この店ではハンバーガーもデカいってんで、メンバー7人全員同じバーガーを注文した。

すると、店員が訊く。
「ミディアム?ウェルダン?」
おおっ!バーガーに焼き具合があるんですかっ!

しばらくして運ばれてきたのは、ビックマック3つ分くらいはあろうかと思われる巨大バーガーであった。
もちろん、大口あけても入るワケないねんけど、大口あけたんであごがはずれそうになった。
実際には、上半分、下半分・・・っちゅー風に食べました。分かる(^-^;)?

バカが・・・

エルちゃんが「今日カットオフだから店に来て」と言う。
カットオフというのは、指名のポイントがリセットされる前日のことで、例えばこれまで24ポイントあったとして、25ポイントに達したら日当が100ペソ上がるとなると、どうしてもあと1回指名が必要・・・ってなワケである。分かる?

ところがエルちゃんは「ディンちゃんも一緒に指名してあげて」と言う。
つまり、ディンちゃんの客がエルちゃんを指名してくれたので、僕もディンちゃんを指名してあげて欲しい、つまりつまり、彼女たちはこれで2ポイントゲットできるという魂胆である。これをクロスオーバーリクエストと言う。何じゃそりゃ。

けど、貧乏な僕としては指名料300ペソがもったいない・・・けど、何となく断れない。面白くないなあ。

エルちゃんが僕の席に来て訊く。
「大丈夫だった?」
「バカが」
「怒ってない?」
「バカが」
「また今週のいつか、来てくれる?」
「バカが」

まあねー、今回は毎晩通ってるワケでもないから、これくらいはいいけどねー・・・ってなワケで僕の返答は「バカが」なのだ。
タガログ語では「Baka nga.(バカ ガッ)」=「多分ね」なのだ(笑)。

監査大変

僕は直接関係ないのだが、カスタマーがフィリピンに来ている。監査なのだ。
カスタマーの要求する品質が満たせるかどうか、200にも及ぶ項目をチェックしていく・・・のだが。
はっきり言って、重箱の隅をつつくような監査だったらしく、関係上司たちがピリピリイライラしている。

「だってなあ、装置の外側を見て、“こことここは何で色が違うんですか?”とか言いよるねん」
わはははは。
「“ちょっとはげてきたので塗り替えたんです”って言うたら、“いつ塗り替えたんですか?”とか言いよるねん(ToT)」
わっははははは・・・と、直接関係ないから笑ってられるけど、監査って大変ねえ。

反動が・・・

実は先週の月-金曜日のうち、カラオケに行ったのは1日だけだったのだ。カゼをひいてしんどかったのもあるが、一応、自制の気持ちもある。

で、とーぜん、今日は行ったのだが、最初の1時間半のうち、エルちゃんが僕の横にいたのは10分。
他の客の指名もあったようなので仕方がないと言えば仕方がないのだが、やっぱり腹が立つ。高い金払って来てるのにどーゆーこっちゃい、と、貧乏人は思うのだ。

クソ面白くないので最初の1セット2時間で帰っちゃろかと思っていたのだが、すでに呑み過ぎて酔っぱらってました(^-^;)。
先週ガマンした反動なのか、結局4時間呑み続けてしまったのであった。どーするねん、明日。

だからぁ、電波がね

休みなので、ごろごろだらだらと時間をつぶしていると、3時頃にエルちゃんから電話があった。今、こっちに向かっていると言う。約束していたのである。

3時半に再び電話があり、僕は部屋を出てエントランスに迎えに行った・・・いや、それがね、僕の部屋は31階なのだ。ほんでもって最近、3機のうちの1機が壊れて2機しか稼働していない上に、とってもアホアホなエレベーターの前で待つ待つ。

例えば15階で誰かが下行きのボタンを押したとする。んで、2機とも屋上にいたとする。するとこのアホアホエレベーターは2機揃って15階を目指して降りよるのだ。
僕が31階で下行きのボタンを押したとき、2機のエレベーターは一斉に28階あたりを下に向かって降りていた。最悪のタイミングである。

結局、地下まで行った2機は、追いかけっこをしながら、つまり、途中の階で止まりつつ、たらたらと屋上まで行き、ようやく31階に降りてきて止まったのである。
優に5分以上かかっただろう。

エントランスに行くと、エルちゃんがおかんむりであった。
「何してるのよっ!すぐに来てよっ!電話しても電源切ってるしっ!」
いやいや、ちゃうねん、エレベーターがアホでな、いや、そもそもエレベーターの前って電波が悪いから電話通じへんねん・・・と、まるで嫁さんにあたふたと言い訳しているような気分のそんな午後であった。

ノートPCプレゼント

会社では、別の部署で使っていたお下がりのパソコンを使用している。CPUは確かセレロンの400MHz台である。一応ノートパソコンなのだが、めちゃくちゃデカくて重いのでとても持ち歩けるような代物ではない。正確にはラップトップって言うんかなあ?

てなワケで、僕は出張に備えて自腹でハンドヘルドPCを購入し、ここフィリピンに持ってきて主にメールのやりとりをしているのだ。一応簡易版のワードとかエクセルもついているのだが、送られてきた資料がとっても読みにくいことも多々ある。
おまけに記憶容量も少ない。何と言っても32MBしかないのだ。まあ、今のところは何とかなってるし、足りなければ持参しているコンパクトフラッシュ128MBを使えばいいんだけど。

で、今日、上司からメールが来た。
「やっとうめさんのノートPCを買ってもらえることになりました」
わーいヽ(´▽`)/♪・・・いや、それって・・・軽いPCをフィリピンに持っていって、心おきなく仕事ができるでしょって意味?もう帰ってくるなって意味?
ちょっと、心配。でもちょっと、嬉しい、新しいPC。

さすがに今日は行ってません

朝、とってもしんどかったのだ。風邪ひいてしまったのは確実なのだ。
しかぁし!
昨日書いたけど、昨夜はカラオケに行ってしまい、しかも、同じ会社の仲間も一緒だったのだ。
これでは休めまへんがなっ(>_<)!

もし休んだら、
「お前、夜遊びしてるから体壊すんじゃ、バカタレ」
などと言われかねないではないか。
しゃーないので頑張って出社した。

風邪薬は服んでるし、夜はみんなで行った店ですき焼きをたんまり食べれるほど食欲もあったし、早く治るといいなあ。せっかくの週末に寝込むのはアホらしいしねぇ。何のためにフィリピンまで来てるか分からへんしねぇ(仕事のためとちゃうんかい)。

アホもカゼひく?

普段、日本にいても僕はよく腹をこわす。ビールとか焼酎とか、とにかくアルコールを呑みすぎるのも原因なのだが、そんな僕だから、最初フィリピンに来るようになった時にはゼッタイに腹こわすやろなー、と覚悟していた。

が、6回の出張を合わせるとトータルですでに2ヶ月もいるこのフィリピンで、僕は腹をこわしたことがないのだ。フィリピンの水が合ってるのか(^-^;)!?

さて、午前も終わろうとする頃、ナゼか鼻水が出てきた。
午後になると喉も痛くなってきた。
カ・・・カゼ?
腹もこわしたことがないのに先に風邪を引いてしまうのか、僕は!?

なのに夜、二晩連続で大人しくしてたしなー、と自分を納得させてカラオケに行ってしまったのだった。アホである。
そして、熱っぽいのだ。アホアホである。

そんなところが可愛い嫁さん

今回の出張中、たまに嫁さんに電話しているのだが、その話は書いたことがないなー。
で、今夜は電話したのでその話を書いてみる。

裏の家庭菜園がそろそろ終わりそうだとか、雑草が伸び放題で大変だとか、残暑が厳しいだとか、そんな会話をした後、出張手当の話になってしまった。
「お小遣いは足りてるの?」ああ、何と優しい嫁さん。
で、ついつい僕は白状してしまった。

嫁さんは、僕が飲み歩いているのは知っているが、小遣いで遊んでいると思っていたのだ。まさか、出張手当で遊んでいるなんて思ってもみなかったようである。
「いやいや、出張ってそんなもんやねん。誘いを断るワケにもいかへんやん」
「それで分かったわ。川中君(嫁さんの親友のダンナ)が海外出張に行きたがるワケが」

ス、スマン、川中君m(_ _)m。いらんこと言うてしもたかも。
川中家に台風が来ませんように。
てゆーか、ダンナの出張手当の額とか、ダンナがそれを夕食以外の遊びで遣ってることなんかを知らない嫁さんが世間知らずのような気がするなあ。

フィリピン時間?

桂総括は「秋田屋」が嫌いである。ちなみに「秋田屋」とは日本料理店っちゅーか、まあ、居酒屋である。
ナゼ嫌いなのかと言うと、注文した品が出てくるのが非常に遅いのだ。
でも、今夜は林さんが「鍋食べたい」と言うし、帰った時間も遅くて入れる店も少なかったので、6人で秋田屋へ行ったのである。

最初に生ビール6杯を注文。さすがにこれはすぐに来た。
で、「キムチ鍋」と「豚みそ鍋」なるものを注文し、そのときに「すぐに持ってきてくれ」と伝えた。女性店員は「Now?」と聞き返すので「Yes!」と答える。

鍋が来るまでに、と一品料理を数品頼んだのだが、それがぽつぽつと運ばれてきたのは10分後。そのうちに林さんと僕は2杯目のビールを注文する。
ビールを呑みながら話が盛り上がったのでしばらく時間のことは忘れていたのだが、ふと気づくとすでに30分が経過していた。
「おーい、まだか?」

店員に訊ねると「あと2分待って」と言う。
ビールは3杯目に突入し、いい加減イライラし始めたところへやっと鍋が運ばれてきた。注文後すでに45分が経過している。
どーなっとるんじゃこの店はっ!

結局昨日も今日も店には行ったんですけどね

午前中から本が止まらなくなった。いや、表現がヘンですがな。
日本から持ってきた文庫本を読んでいたのだが、面白くて面白くてのめり込んでしまったのだ。

昼過ぎにエルちゃんと待ち合わせしていたので、グリーンベルトと呼ばれるモール内をぶらぶらし、休憩がてらカフェラテなんぞを飲みつつ、ピザトーストなんぞを食べることにした。
話題が「今日は何してたの?」ってなことになったので、僕はエルちゃんに午前中読んでいた本の内容を英語で説明することにしたのだ。

しかーし。めちゃくちゃ難しいっ(>_<)!
そもそも「主人公」という単語すら忘れてしまっているではないか。エルちゃんは日本語がそこそこ分かるので「主人公」で通じてしまったけど(^-^;)。
かなり忘れてしまった英単語を思い出しつつ、たどたどしく説明していると、あまりに途切れがちになるのでエルちゃんがよそ見をするし、僕は内容を確認するために本を取り出して本とにらめっこしてるし、変なカップルだったのだ。

エルちゃんも話の内容には興味を持ってくれたのだが、視線の先には見るからに冴えない風貌のおっさんがめちゃくちゃ上手いピアノの生演奏をしていた、そんなほのぼのとした午後のひとときであった(何じゃそりゃ)。

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