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2002-02-16

久々の親父ネタ2本

親戚の集まりがあったので、両親と妹と僕の4人(嫁さんは仕事)で出掛けた帰りのこと。

[親父ネタ・その1]
地下街でチケットショップを発見し、妹が図書カードを購入した。5000円分が4850円。うーん、こういう節約って大切やなあ、僕も買おうかなあ、と思っていると、親父も興味を示した。

「おお、回数券とかも売ってるんやな。よし、買お。あ、これも」
チャリーン。
ん? そばにいる母がすぐに拾う。親父はまったく気付いていない。チケットショップの経験があまりないのか、親父は嬉しそうである。
「100何十円かトクしたなあ♪」

「お父さん、100円落としたの気付いてないの?」と告げる母の手のひらには100円玉。
親父、100何十円トクして100円落としてたらほとんどイミないがな。

[親父ネタ・その2]
どっちかというとせかせかタイプの親父は、信号が赤に変わる寸前にさっさと一人で横断歩道を渡ってしまった。こちら側で母と妹と僕が顔を見合わせる。
「ここ渡らんとこっちから行った方が近いのに・・・てゆーか、向こう行っても改札ないんちゃうの?」と妹。

親父は自分一人だけ渡ってしまったのに気付き、横断歩道の向こう側でこっちを向いて立っている。僕たち3人が「こっち、こっち。戻っておいで」と手を振るのだが、薄暗いためか目が悪いためか親父は見えていない様子である。

果たして、信号が青に変わると僕たちがすぐに追いつくと思ったのか、親父はすたすたとさらに向こうへ歩いて行ってしまった。
「うわあ、どこ行くねん」
ほったらかしてたらどうせ気付いて戻ってくるやろ、と思って僕たちはそこでしばらく待っていたのだが、一向にその気配はない。仕方なく、妹が追いかけた。

やっと捕まって戻ってきた親父が一言。
「俺、この辺、よう分からんのや」
分からんかったら一人でどんどん行くなっ(~_~;)!

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