Home > Archives > 2011-04-09
2011-04-09
花見前の娘ちんとの対決
- 2011-04-09 (土)
- 家のこと
天気が悪いこともあって、恒例の花見は昨年と同様、実家で出前の弁当を食べた後、近くの浄水場へ散歩しながらの花見となった。
さて。話は少し遡って、娘ちんのピアノ教室が終わった11時頃。
嫁さんと2号ちんは先に実家に行っていたのだが、僕と娘ちんは忘れ物を取りに一旦自宅に戻った。
娘ちんは昨日、何度注意しても集中してピアノ練習をしなかったために、嫁さんから「明日のお花見はあんただけ留守番やからね!」と、言い渡されていた。
ピアノの練習に限らず、最近は本当に言うことをきかなくなった娘ちんに、本当に知らしめなければとずっと思っていた僕は、罰を与えることにした。
「お父さんは今からじぃちゃんとこに行くけど、お前は言われた通りお留守番やからな」
「うん。お昼ご飯はどうすんの?」
「ガマンするか、水でも飲んどきなさい」
「分かった」
「夜も遅くなるから、自分でお風呂に入って寝とくんやで」
そう言い残して僕は車に乗り、あたりを一周して家に戻った。車に置いていた荷物を家に運び忘れた風を装って。
娘ちんは部屋の電気をつけて部屋の真ん中で一人ぽつんと本を読んでいた。
「じゃ、本当に行くからね」
「うん」
2回目の発車の際、娘ちんが窓から車が走り去る様子を見ているのを尻目に、僕はまたあたりを一周してから戻った。
娘ちんはやっぱり、本を読んでいた。悲しんでいる様子はほとんど見て取れなかった。
うーむ。可愛げのない奴め。
何だか僕の方が悲しくなって、娘ちんを一度抱きしめた後、一緒に実家に向かったのであった。負けた。
- Comments: 0
- Trackbacks: 0
Home > Archives > 2011-04-09