名古屋

名古屋への遠征ライブでめちゃくちゃ疲れるのは分かっていたので、今日は有休を取った。
考えてみれば、全国ツアーとかするプロは凄いよなあ。体力要るもんねえ。

10時半に起床し、昨日のライブの動画編集に取り掛かる。

ライブハウスで撮ってくれたDVDはさしてき君に託したけど、自分のビデオで撮った映像があるので、それを分割してYouTubeにアップするためだ。

他のメンバーも早く見たいだろうし、僕は僕で日記にもアップしたいし(結局自分のためかいっ！)。

横の方からの撮影だったので、ドラムの杯を乾かす君とキーボードの僕はほとんど映っていないけど、まあ、雰囲気は伝わるんじゃないかな。

では、我がバンド、オメガトライアングルの『2009年12月6日名古屋ライブ』の映像をお送りします。

1曲目『風のLonely Way』

2曲目『Kona Wind』

3曲目『さよならのオーシャン』

4曲目『昭和メドレー』

5曲目『最後のHoly Night』

6曲目『二人の夏物語』

ベースのさしてき君からいただいたウコンの力と、自分で持ってきた酒豪伝説の効き目は絶大で、二日酔いはまったくなく、清々しい朝を迎える。

泊まったホテルはホテルエコノ名古屋栄。ビジネスホテルだけど和室があって5人で泊まれたし、4200円という宿泊費だったのに、朝飯付き。
どうせおにぎりと味噌汁くらいだと思っていたら、パンもあればソーセージやゆでたまご、サラダやデザートまで取り放題のバイキング。もちろん、コーヒーやジュースもあり。

確かに部屋はそれなりだったけど、この朝飯は大満足。値段から考えるとコストパフォーマンスの高いオススメホテルだった。

しっかりと朝飯を食べ、8時40分にホテルをチェックアウトしてスタジオへ。
最後の、1時間半の練習。あっと言う間に終わってしまった。

そこから地下鉄で現地に移動したが、1時間ほど早かったので地元で有名なコメダ珈琲店へ。
「いよいよやなあ」と、まったり珈琲を飲みながら(さしてき君と僕はアイスクリーム入り珈琲を注文♪)、ついにライブハウスCLUB 3STARへ。

今回はさしてき君がmixiのマイミクさんに誘われて実現したイベントなんだけど、その主催者のCOCOさんが楽器を搬入しているところだった。

中に入ると、まずはその狭さに驚いた。
ステージも狭ければ、客席もスタンディングしか無理というくらい狭い。だもんで、ステージと客席も近い。
けどまあ、ライブハウスってのは普通こんなものなのかも知れない。あんまり経験がないから、知らんもんなあ。

早速、セッティングに取り掛かる。
キーボード周りはCOCOさんバンドの女性キーボーディストろ～じ～さんが色々用意してくれていたのだけど、キーボードスタンドやミキサーが壊れていたり、バンドごとのセッティングをあーだこーだと試しているうちにかなり時間を食ってしまった。ステージが狭いと大変。

そう言えばリハから本番まで、ろ～じ～さんにはお世話になりました。

さて、今回出演するのは3バンド(出演順)。
1. オメガトライアングル(杉山清貴ソロとオメガとライブのコピー)
2. Bravo(TUBEのコピー)
3. 高見沢俊HI.COCO ＆ 王子連合(アルフィーの高見沢俊彦ソロのコピー)

リハーサルはいわゆる「逆リハ」で、僕たちは一番最後。

ライブに出ることが決まった時に一番気になっていたのが「うちのバンドだけ極端に見劣りしたらヤだなあ」という心配だったのだけど、他のバンドさんのリハ演奏を見ているとそんな心配はなくなった。
レベル的にはウチとあんまり変わらないな、と、ちょっと胸をなでおろす(^-^;)。

時間が押していたので、リハは予定の30分もできなかったが、僕の知り合いは一人もいないためかいつもほど緊張しない。

本番まで時間があったので、ライブハウスのスタッフさん(PAと照明を一人で担当)と外で世間話をしていると何だか盛り上がり、気付くと開演時間の3時半を少し回っていた(*￣□￣*;。
こういうルーズさ、好きです(笑)。

ギターのＫニタン、ボーカルのごんちゃん、ベースのさしてき君が呼んでくれたお客さんが約10人。
狭い客席なのにスカスカ状態だろうと思っていたら、他のバンドのメンバーや、そのバンドが呼んだお客さんがちょっと早く来てくれていて客席は満員状態。

ありがたいことです。

1曲目、無事に終了。
ごんちゃんの喋りも冴えわたる。客のウケが非常にいい。「上手い！」と客席から歓声が上がる。

ところが、2曲目と3曲目は続いての演奏の予定だったのに、2曲目が終わろうという時に、僕はパニックになってしまった。

2曲目はピアノのみ、3曲目はピアノとシンセサイザーを使うのに、シンセサイザーのディスプレイが消えている！電源が落ちているのだ(￣■￣;)！！？

1曲目は鳴っていたのに、何で…？
急遽「ちょっと待ったー」と2曲目が終わったところで一旦ごんちゃんの喋りに戻り、その間に暗い中慌てふためいて配線をチェックしてみると…電源コードが外れていた。

どうやら、ピアノのサスティーンペダルを踏んでいた時に一緒にコードを踏んでしまって外れたらしい。
その間、ごんちゃんが喋りで会場を沸かせ続けてくれた。ありがとう。

気を取り直して3曲目…カッコイイイントロで始まる曲なのに、続けたかったなあ。みんな、ゴメン。

4曲目は今回の目玉。これで客がウケなかったら負けという気持ちで作り上げた――2000年に作ってライブで一度演奏したんだけどね――昭和メドレー。
期待通り、大ウケでめちゃくちゃ盛り上がった。

そして、最後に5曲目と6曲目を続けて演奏し、オメガトライアングルの名古屋遠征ライブは――細かいミスはおいといて(^-^;)――大成功、大満足のうちに終わった。客席からの大歓声も嬉しかった。

2バンド目のBravoさんの演奏は、あまりの客の多さに会場に入れず、外で漏れてくる音を聞きながら来てくれたお客さんと喋りながら過ごし、3バンド目、主催者バンドの高見沢俊HI.COCO ＆ 王子連合さんの演奏は会場で聴き、解散。

予約していた帰りの電車の時間に余裕があったので、名古屋で5人揃ってささやかな打ち上げ。
ビールを呑んで、味噌カツ等を食べた。
そう言えば今日は昼飯も食べていなければ、ライブハウスでまったく何も呑んでいない。ライブでアルコールを呑まなかったの、初めてやなあ。

群馬に帰るごんちゃんと別れ、楽器隊4人は一路大阪へ。
帰りの電車は比較的乗客が多かったので、ひっそりと静かに、打ち上げ第2弾。僕はビールやらチューハイを3～4杯呑んだ。

さしてき君のご両親からの差し入れ、柿の葉ずしもここでやっと完食。美味しかったです♪

Ｋニタンがしきりに「こんなに楽しいことってあるんやなー」と言っていたけど、まさしくその通り。僕たちは幸せ者だ。
途中、さしてき君が下車、大阪難波で僕はＫニタン、杯を乾かす君と別れ、12時前に帰宅した。

達成感と共に、寂寥感が湧きあがってきた。

とにかく、道楽オヤジを支えてくれた家族、本番になってまで迷惑をかけたバンドのメンバー、そして、ライブを主催してくれたCOCOさんや他のバンドのみなさん、見に来てくれたお客さん、盛り上げてくれた人たち、ライブハウスのスタッフのみなさんに感謝。

本当に、心から、ありがとうございました。

大阪難波発名古屋行き12時30分発の列車に乗るために阪神電車で難波へ……へ？今、阪神って近鉄とつながってるのね。
まさか、降りたホームからそのまま乗れるとは知らんかった。

45分も前に到着してしまったので、本を読んで時間をつぶし、昼飯用のサンドイッチを買ったところでギターのＫニタンと、ホームでドラムの杯を乾かす君と合流。

列車に乗り込むや否や「ほんじゃま、行きましょかー」と、缶ビールで乾杯。

名古屋まで2時間半ほどの長旅なので、てっきり車内販売があるものだと思い込んで僕は500mlの缶ビール1缶しか買ってなかったのだけど、どうやら、ないらしい(*￣□￣*;。
ビールやチューハイを6缶も買いこんできた杯を乾かす君からチューハイ1缶を売ってもらい、途中駅から合流するベースのさしてき君に電話してビールを買ってきてもらうように頼んだ。

30分後、さしてき君合流。ご両親からの柿の葉ずしの差し入れと、500mlの缶ビール3缶。誰がこんなに呑むねん(^-^;…あ、僕ですか。

40歳前後のオヤジ4人が、まるで遠足を楽しむ小学生のようにはしゃぎ、持ち込んだすべてを飲み干して名古屋へ…あ、小学生はビール呑みませんか。僕は2リットルも呑んでしまい、フラフラ。

名古屋で、群馬から参戦のボーカルごんちゃんと合流。と、言っても、昨日と今日の午前中、滋賀県に出張していたごんちゃんはそこからの仕事帰りなのでスーツ姿。

地下鉄で移動し、ホテルにチェックインするとすぐにスタジオへ。
今回初めて5人揃っての練習。3時間みっちりと、仕上げる。

ホテルに楽器を置いて、予約しておいた名古屋の有名な手羽先居酒屋「世界の山ちゃん」へ。
幻の手羽先を筆頭に、美味しい料理を堪能した。お手軽コースだったのに、腹いっぱい。

電車で呑み過ぎて、夜は無理、と思っていたんだけど、結局、生ビールを2～3杯と、大人のミルクティーというカクテル――アルコール分は感じられなかった――を3杯呑んだ。

これだけ呑んで食って3000円ちょいなんだから、安い！

帰りにコンビニで、僕はさらに缶チューハイ1杯を呑み、ホテルではＫニタンがこの時間のためだけに持ってきたエレアコ(エレクトリックアコースティックギター)で遊んだ。
コード弾きの伴奏のみで何の曲かを当てるゲーム。なかなか面白かった。

しかしまあ、体力のないオッサンたちはさらに呑み続ける元気もなく、シャワーを浴びると僕はその日のうちに、最後まで残った杯を乾かす君とさしてき君も日付が変わったあたりで就寝。

いやあ、めちゃくちゃ楽しかったなあ……って、本番は明日なのだよ(笑)。