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2000-02-13
マヌケの小足
- 2000-02-13 (日)
- プライベート
久しぶりに嫁さんと梅田に出た。ちょっとぶらぶらして、外で晩飯を食おうという計画だ。
「あんた、靴がボロくなってたからついでに買ったら?」と嫁さんが言うので、気に入ったのがあれば買おうかな、と靴屋へ行った。
色々眺めていると、
「あ、これカワイイなあ。似合うんちゃう?」と嫁さんが一つを手に取った。
「ほんまやなあ。それいいかもなあ」
と僕が言うと、店員さんが近づいてきて、
「遠慮せずに履いてみて下さいねー。サイズも言ってくれれば出しますし」と、言う。
「じゃあ決まったらお願いします」
しばらくして、「これか、これやなあ」などと嫁さんと話していると、さっきの店員がまたやってきて、
「こちらの方がカワイイですよ。履いてみますか? 何センチですか?」と親切に訊いてくれた。
「24センチです・・・・・・」と僕が少し恥ずかしそうに答える。
「じゃあ、ちょっと小さいかも知れないですねえ。それ、23.5センチですし」
「一度試してみます」と嫁さんが代わりに答えて手に取った。そしてそれを僕に渡す。
「あ」
店員さんが小さくつぶやいたのを僕は聞き逃さなかった。
そしてようやくここで僕はあることに気づいた。どうやら店員さんは嫁さんの靴を探していると思っているようなのである。
しかし! 僕の足はすっとんちょ、とその靴に収まってしまった。
「ぴったりです。コレにします」
「あ、ありがとうございます・・・・・・」
足が小さいのは僕のせいじゃありません。僕は悪くありません。でも、ちょっと気まずかったです(T_T)。
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