- 2001-05-29 (火) 9:31
- Category:プライベート
大学時代、大学祭実行委員をしていた。よく遊ぶ後輩たちもこの集団の後輩たちだけど、中には卒業後ほとんど会っていないような人も当然いる。特に関東方面の人とは。
夜、嫁さんが電話を取った。「埼玉の○○さんって人・・・」
ええっ!? 愛ちゃん!?
実行委員では同期だった愛ちゃんである。卒業後は一度会ったかなーって程度で、今は年賀状での付き合いくらい。実際に声を聞くのは10年ぶりくらいかも知れない。
「もしもし、こうめちゃん?」
「うおおお、懐かしいやん。なになにどうしたん?」
言いながら、僕の胸には何かしらいや?な思いが漂った。愛ちゃんとは仲が悪いワケではない。むしろ仲が良いのだ。”便りのないのは元気な証拠”と言うけど、付き合いは年賀状だけになってるけど、それはそれでいいのだ。
10年も、電話さえお互いにしていない愛ちゃんから、わざわざ電話がかかってくるなんて・・・。
そして。
僕のイヤな予感は的中した。
同じ実行委員でとても充実した青春のひとときを過ごした一つ下の葉子ちゃん(仮名)が、今月の初めに亡くなったという電話だったのだ。
葉子ちゃんとも卒業後は会っていない。でも、風の噂では結婚した話も聞いた。大学時代には男女4人でドライブに行った想い出もある。
「葉子が・・・亡くなったんかあ・・・」
「うん。旦那さんから電話があってん。去年の12月には赤ちゃんも産まれたって聞いてたのに」
詳しい話は分からないが、突然倒れて、そのまま逝ってしまったらしい。
卒業後10年以上会っていない。葉子ちゃんとは年賀状のやりとりすらしていない。近況もなぁんも知らん人が死んだってどってこと・・・ないことないやん。
ずーっと会ってないのに。
こんなに悲しい気持ちになるんやなあ。生きていれば会う機会もあったかも知れないのに、と思うとなおさらである。
遅すぎるけど、ご冥福をお祈りします。
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