- 2014-12-04 (木) 21:57
- Category:会社のこと
昨夜、同期の鈴本さんからメールが来ていたのを今朝気付いて、白石さんの訃報を知った。
白石さんとは同期入社で同じ研究所配属だった。彼は院卒だったので僕より2つ上。だから、白石「さん」。
新入社員研修の懇親会では役員たちの前で面白い替え歌(競合他社をこき下ろし、我が社が一番!というような内容の)を披露し、頭角を現したのが白石さんだった。
配属された部署は違ったが、その後、僕が所属していた出向先に異動となり、このブログを始めた頃には同じ会社で働いていた。
このブログでは開設2日目にテニスの話題を書いているが、白石さんもテニス仲間であり、しょっちゅう一緒にテニスをしては、その後呑みに行っていた。
当時彼は禁煙に挑戦していて、どうしても吸いたくなって一箱買って一本だけ吸い、残りは箱ごと寮のごみ捨て場に捨てに行くなんて話を聞いて、面白い人だなあと思ったものである。
その時の会社が解散になった後は彼も僕も転職して、けど、年賀状でのやりとりだけは続いていた。
2年前の「20周年同窓会」を企画したのも白石さんであり、僕ら同期メンバーでは中心的人物だった。
2ヶ月ほど前に鈴本さんから「白石が大阪に来るので、呑みに行きます」とメールがあったのだが、僕がメールに気づいたのは呑み会の後であり、そもそもその日は手術が終わったばかりの親父のお見舞いに行っていたので、どっちにしろ行けなかった。
「今頃メールに気付きました。残念!」と返信すると、白石さんから「梅ちゃん、また今度なー!」と返信があった。まさか、そのメールが彼からの最後のメールになるとは思ってもみなかった。
今年の3月に癌が発覚したらしく、2ヶ月前に大阪に来たのも治療の一環だったらしい。そんなことはまったく知らず、仕事の都合で大阪に来たのだと思っていた。
だから、今朝の訃報はかなりのショックだった。
まだ、白石さんの笑顔や声を簡単に思い出すことができるし、実感が沸かない。
安らかにお眠りください。何十年か後に、そっちで会いましょう。