- 2010-12-07 (火) 23:09
- Category:会社のこと
内部工程監査をしていると、一緒に監査員をしていた部下が言った。
「あ、もう1時間経ったなあ。ジェネラルチーフから1時間以内でって言われてるけど、まだ質問が残ってるのでもうちょっと続けます」
すると、監査を受ける立場である現場の松田君が言った。
「何それ?そんなこと言われてるのん?」
「うん。生産が忙しいから、なるべく1時間以内でしてくれって」
「それとこれとは話がちゃうやろ。外部機関とか客先から監査受けた時に、きっちりと対応できるように俺ら製造グループは内部監査を受けてるんやん。生産が忙しいからって、それを疎かにするのは本末転倒やん。ジェネラルチーフの言うてはる意味が分からんわ。そんなこと言うんやったら、内部監査自体をやめたらエエんや」
まったく、その通り( >ω<)9!!
僕が思っていたことを全部言ってくれた。1時間以内で終わって欲しければ、ジェネラルチーフは品質保証グループにではなく、自分の製造グループに向かって「指摘を受けないようにしっかりせい」と言わなければならなかったのだから。
けど、こういう作業員がいるからこそ、我が社は「強い現場」に支えられてるんだなあ、とつくづく思った。
今度、査定会議の時には松田君を支援することにしよう。
これはホントにね、かなり感激したんですよ。
一作業員でも、ちゃんとここまで理解している人がおるんやな、と。
自分たちの仕事も報われた気分でした。
殺伐とした日記(笑)に一服の清涼剤のような話題!
こういう人が報われる日本であってほしいな。