- 2010-10-14 (木) 21:53
- Category:プライベート
鍼灸院に行って、治療が終わり、帰ろうとしたところで先生の家の電話が鳴った。
先生は、僕に3ヶ月に一度くれる診断書を手にしたまま電話を取った。
僕は、治療費を握り締めたまま、先生の電話が終わるのを待つ。
ちなみに、先生は盲目なので、僕の姿は見えない。
すぐに終わるのかと思ったらなかなか終わらない電話。
たった一言、相手に「ちょっとだけ待ってもらえるかな」と言って僕に診断書を渡し、僕が治療費を払えば、僕は帰れるのに。
たった一言、先生から無理矢理診断書を受け取って、先生に「これ、治療費です」と、お金を渡瀬場、僕は帰れるのに。
どちらもそうすることができないシャイな二人は、結局電話が終わる7分間をその場で立ち尽くして過ごしたのであった。
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