- 2009-04-13 (月) 15:27
- Category:家のこと
課長さんのシミュレーション結果では月間発電量が444kW。彼は年間発電量を算出してくれなかったので、12を掛けてみると、年間では優に5000kWを超える。
が、ネット上で調べてみると、そんなシステムはない。ウチはパネルが20枚乗るらしく、3.7kWのシステムになるのだが、その場合だと大抵、3800kWとか多くても4100kWとか。
ひょっとして課長さん、ワザと年間発電量を伏せたな。
確かに「1日の日射時間を6時間として、さらに日本では3日に1日は雨ですので・・・」と、大雑把な計算ながらも引くところは引いているように見せていたが、調べてみると、大雑把にもほどがあることが分かった。
まず、方位効率が加味されていない。
「うめさん家の場合だと、南と西と東側の屋根にパネルを敷いて、合計で20枚乗ると思います」なんて言っていたが、彼のシミュレーションは「南側に20枚全部乗せた」場合だ。
ウチのように3方向に分けて敷くと、約10%、効率が落ちる。
さらに、パネルの角度によっても効率が落ちる。
特に悪質なのは、温度による発電ロスの説明をまったくしてくれなかったことだ。
細かいことは省くが、年間平均で、温度による発電ロスは約15%にもなる。
さらに配線や汚れによるロスが5%、パワコン変換効率によるロスが5%・・・と、これらのロスを全部計算に入れると、課長さんの計算結果より30%も低い発電量になった!!
これだと課長さんの言う「10年間で元が取れます」という説明はまったくのウソになる。
僕の計算だと、15あるいは16年かかる。
まあ、20年以上の長期間で考えると利益は出そうだし、環境にいいのも分かっているが、売りたいがためにこんなウソをつく工事代理店とは付き合いたくないので、太陽光発電は当面の間見送ることにしたのであった。
理系をナメるなよ( ̄+ー ̄)。
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