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2004-12-23
うんていとおくら
- 2004-12-23 (木)
- 会社のこと
三木嬢、藤若嬢と話をしていた時のこと、「雲梯(うんてい)」が話題に上がっていたのだが――。
「藤若さん、さっきから思っててんけど、発音がおかしい」と三木嬢。
「何が?」
「“うんてい”の発音が“うんてい”になってるねん」
「え? “うんてい”やん」
「ちゃうちゃう、大阪弁やったら“うんてい”やで。アクセントなんかないで」
そこへ僕が訊いてみた。
「じゃあさー、食べ物の“おくら”はどう発音する?」
「“おくら”」
「ぎゃはははは! 嫁さんと一緒やー」
実は、藤若嬢と嫁さんの育った場所は駅二つしか離れていない。嫁さんの“おくら”の発音がおかしいのはずーっと気になっていて、嫁さんが個人的におかしいだけだと思っていたのだがひょっとしてこれって方言?
「そやろ? これは河内弁やねん。うめさんの奥さんも“うんてい”は私と同じ発音のはずや」
「そんな発音するかなあ。家に帰ったら訊いてみるわ」
こんな発音は嫁さん以外に聞いたことがなかったのだが、会社でも事務所内でこんな発音をするのは藤若嬢だけであることが判明した。
そして、家で――。
「なあなあ、学校とか公園にあった遊戯具でな、梯子にぶらさがって腕でえいやこらしょって進むやつあったやん。あれ、何て言うんやったっけ?」
嫁さん、即答。
「“うんてい”」
嫁さんと10年付き合って、やっと謎が解けた。
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