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2004-11-08
さようなら、おじいちゃん。
- 2004-11-08 (月)
- 家のこと
真ん前のお向かいさんはおじーちゃんとおばーちゃんが住んでいる。
おじーちゃんは右足が悪いのでいつも足をひきずっていて、ちょっと老けた感じがするが、実は61歳だったそうだ。僕の父親よりも若い。
この家に引っ越してきて、僕がせっせと庭造りをしている時には「がんばってるねぇー」と、花がたくさん咲いた時には「これは綺麗な花がたくさん咲いたねぇー」と声を掛けてくれた。
娘ちんが生まれた時には「可愛いなあ。女の子はいいなあ(自分の孫は男の子)」と顔をほころばせてくれた。
そのおじいちゃんが、亡くなった。
仕事から帰って、9時過ぎという遅い時間だったが、嫁さんと娘ちんを連れてお通夜の席に押しかけ、お焼香をあげさせてもらった。
「可愛いって言うてもらってんで。“バイバイ、おじいちゃん”てしてごらん」
娘ちんがおじいちゃんの亡骸に向かって手を振った。涙が出てきた。
さようなら、お向かいさんのおじいちゃん。
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