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2003-09-15
阪神ファンのいちばん長い日
- 2003-09-15 (月)
- プライベート
「何で平日の昼間から試合するねんっ!」
「明日は平日とちゃうで」
「へ?」
という会話をしたのが昨日である。そう。本日我が社は出勤日(ToT)♪なるほど、祝日だったのねぇ。すっかり忘れていた。
当たり前のようにネットで試合経過をチェックしながらの仕事である。
んん? あらあらまた負けてるでー。6連敗かー?
しばし、仕事に熱中する。そして・・・。
「うめさんっ! 同点で8回裏っ!」と同じ事務所の女の子。
「何ィ!?」
そして・・・サヨナラ勝ち(ToT)/♪
これでヤクルトが負けると今夜にも阪神の優勝が決定する・・・と思っていたら。
「えええっ!? ヤクルト戦は夜からとちゃうのん?」
夕方から始まってますがな。しかも横浜ベイスターズが大量リード(★o☆)!
あ、あかん、優勝決まってまう。ヤバい。18年ぶりの奇蹟をTVとは言えリアルタイムで見られへんかったら悔やんでも悔やみきれない。帰るぞ帰るぞ帰ってまうぞ。
――6時過ぎに会社を出た(^-^;)。
阪神尼崎駅前は凄まじいことになっていた。ちょっと携帯で写真撮ろうかな、と思っていたのだがあまりの人ごみで、撮影は諦めて商店街へ。何しとんねん、早く帰らな優勝の瞬間を見逃してしまうがなー!・・・と焦りつつ、僕はビデオテープを買わなければならなかったのである(^-^;)。
家に着くと慌ててTVの画面を・・・って、何で世界柔道やねんっ!こういう日じゃなければ喜んで観るのだが――実際、昨日なんかずーっと柔道観てたし――今日だけは許せん。
「おーい、ヤクルト戦はどーなっとんねん」
「知らんよー。私は夕食の用意で忙しいねん」
「じゃあ新聞は?」ガサガサガサ。「何でTV欄がないんじゃ(▼▼#)!」
「夕刊は?」
「休みの日に夕刊があるかいっ! TV欄をどこへやってん?」
「あ、ひょっとしてコレ?」
天麩羅を揚げていた嫁さんは油よけのためにTV欄を床に敷いてその上に突っ立っていたのだ( ̄◇ ̄;)。
僕はもう気が気じゃなくてチャンネルを変えるがどのチャンネルでも放送していない。頼みのケーブルTVでも放送していない(阪神-広島戦の録画が放映されていた)。
「しかも何で今さら巨人-中日戦なんか放送しとんねんっ!」と怒っていると画面の隅っこにヤクルト-横浜戦が現れた。良かったあ。試合はすでに終盤。やっと落ち着いて天麩羅をつまみつつビールを呑み始める僕であった。
そして・・・18年振りの優勝(^o^)/!
大感激である。嫁さんに「こんなんで何で泣くんか分からん」と言われようがお構いなしである。18年振りやでぇ。長いよなあ。僕の人生の半分なんやもんなあ。18年前、僕は高校3年生。阪神の快進撃のせいで受験勉強が手につかず、早々と現役合格を諦めたのだ(ま、言い訳かも知れないけど)。
・・・と、しみじみしたのも束の間、思い出した。おお、そうや。ビデオ録画せなーっ!
慌てて買ってきたパッケージを破り、テープをデッキへ、デッキへ、デッキへ・・・何で入らへんねん(▼▼メ)!!何か、詰まってる。ビデオなんてしばらく使ってなかったから壊れたんかなあ。もう、泣きたくなってくる(泣いてるけど)。
よくよく調べてみると、デッキの中にビデオカメラ用のミニDVカセットが入ってる。なななななんでぇ!?!?
「そう言えば尾長さんが遊びに来た時、下の子が何かガシャガシャしてたでー」
あのガキかっ(▼▼)凸!!
テープ取出し口からミニDVカセットを取り出して中を覗いてみると、まだもう一本入っている。どうしても取れないので嫁さんに取ってもらった。
・・・てなことをしている間に星野監督の胴上げシーン見逃すし(ToT)。
けど、やっと落ち着いた僕は嬉しくてワインを呑みながら、「一本全部空けたらあかんでっ!」と釘を刺されながら、滅多に味わえない幸せな時間を楽しんだ。
18年前はほぼ徹夜して特番見てたよなあ・・・しかし、すっかり年を取った30代半ばの僕は1時半頃には眠ってしまったのであった。
このまま、日本一も頼むでー。
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