- 2001-12-16 (日) 12:50
- Category:家のこと
PATと呼ばれる馬券購入システムによって毎週僕が自宅のパソコンから馬券を買っているのは嫁さんも知っている。でも、詳細までは知らない。
「たまには遊びに来い」という数日前の酔っ払った親父からの電話に従って、嫁さんと親のマンションに遊びに行ったのだ。
午前中に親父から電話で頼まれて自分の分と一緒にPATで馬券を買ったので、親のマンションでTV観戦。どうしても話題は競馬の話になってしまった。
「ねえ、あんた、馬券買うお金って引き落とししてんの?」と、嫁さんがとーとつに話に割り込んできた。
実を言うと、隠し口座を作ってそこから馬券代は引き落とされるようになっている。しかぁし。正直に答えて隠し口座がバレてはイケナイので、僕の頭脳は数秒間フル回転した。
「いやいや、振り込んでるねん」
「え? そんなことないやろ。引き落としとちゃうんか?」今度は反対から親父が割り込んできた(ToT)。
「ちゃうよ、振込みやで」
「そんなワケないやろ」僕の事情を知らない親父はしつこい。
「うるさいねんっ!」つい、怒鳴ってしまった。
その後、嫁さんが席を外した隙に、僕は親父に説明した。「隠し口座バレたらあかんから“振込み”やって言うてるんや」「そうか、そりゃー、バレたらマズいわな」同じ夫として親父もすぐに察してくれたらしい。
しばらくするとまだしつこく嫁さんが訊いてきた。
「で、結局どうなん? 振込みなん?」
「そ、そうやで。いや、正確に言うとお金を振り込んでプールしといて、買った分だけそこから引かれるっちゅーシステムになってるねん」我ながら上手いごまかし方である。
「そう言えばそんな話やったかなあ」と親父が逆効果と思われる下手クソな演技で僕の説明を後押しする。
「ふーん」単純な嫁さんがさらにそれで納得する。
ああ、こんな家族で良かった。
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