- 2000-09-25 (月) 9:03
- Category:家のこと
もちろん、風呂に入る時は眼鏡をはずしている。そのうすらぼんやりの視界に、何やら黒いモノが映った。
ん?
古い社宅なのに、万全の防禦対策をしいていたお陰で、ソイツを目にすることなどこの2年間ほとんどなかったのだ。そやのに。
僕の叫び声で嫁さんが飛んできた。「どうしたん? ―――ぎやああ!!」
実家のおかんとは違って、僕たち夫婦は二人ともソイツには弱い。
「ど、どうすんねん!?」
「アンタ、手で取ってよぉ!!」
「そんなことできるかい!」
「そう言えば、洗剤に弱いって聞いたことある! 洗剤かけたら、呼吸でけへんようになって弱るねんて」
「じゃあ、はよ持って来い!」
洗剤をかけるとソイツは引っくり返って6本の足をバタバタさせよった。
「ほんでこれ、どうしたらエエねん(泣)?」
「知らんよぉ」
「知らんてお前・・・とりあえず山ほどのティッシュ持って来い」
僕は勇気を振り絞ってソイツをティッシュでくるみ、さらに新聞紙でくるみ、最後にビニール袋に封じ込めてやっと事無きを得た。
しかし。
風呂の最中にちんち○放り出して何やっとんのやろな、わし。